6月3日(土)、全国古民家再生協会2017年度近畿地区会員大会を、大阪府堺市で開催しました。
堺市内の町歩きの様子をご紹介します。
水野鍛錬所は、1872年創業の刀鍛冶としても有名な刃物の製造所です。包丁製作の工程を実演を交えて説明していただきました。全ての作業が勘で習得していくという、まさに長年の経験で培われる職人さんの仕事です。大工さんと共通するオーラを感じました。
堺市立町家歴史館「清学院」は、元禄2年(1689年)の「堺大絵図」に「山伏清学院」の名で、修験道の寺院として、江戸後期から明治初期にかけては「清光堂」の名で寺子屋としても使われていました。2002年に国の登録有形文化財に登録されています。
堺市立町家歴史館「山口家住宅」は、江戸時代初期に建築された町家で、1966年に国の重要文化財に指定されています。山口家は、江戸時代に近隣農村の庄屋を務め、奉行所と町方・村方をつなぐ役割も担っていました。
見学に伺ったこの日は、端午の節句飾りをされている期間でした。
商人の町と言われる堺は、刃物の製造をはじめ生活に必要な伝統産業が栄え、立派な建築物も多く残る歴史ある町だと実感しました。
そして、懇親会の様子です。ビンゴゲームの景品はすべて、水野鍛錬所さまで購買したものです。
今年の近畿地区会員大会は、各支部皆様のご尽力のおかげで多くの方がご参加下さいました。また、愛知第二支部から都築支部長にもお越しいただきました。本大会を盛り上げて、ご協力下さいました皆様、本当にありがとうございました。