「保存と活用に関する資金調達と再生事業」のテーマのセミナーが開催されました。

大阪府登録有形文化財所有者の会から、声かけいただいて、第3部で、古民家再生の施工事例の紹介をさせていただきました。

中之島図書館の3階レンタルスペースでの開催で、古民家のセミナーにはふさわしい空間でした。

第1部は「平成28年度の調査結果報告」をテーマに、所有者の会の会長である、寺西氏が講師をされました。

第2部は「不動産信託と不動産の小口証券化による文化財等再生事業」がテーマで、講師はきりう不動産信託株式会社の桐生氏です。

今後、小口証券化による、不動産の活用、活性化が進んでいくという印象を強く持ちました。

第3部の私は、全国古民家再生協会の紹介から始め、古民家の再生事例として、キッチンの吹抜けに梁を渡した工事、天井を上げて、障子を入れた工事など、セルフリフォームの事例も加えながら、事例紹介しました。また、木琴のワークショップも紹介できました。

余った時間は質疑応答になり、その中で、職人の育成である「大工棟梁検定」、消費者教育である「住教育」などを紹介しました。

なかなかの緊張で、すべての想いが伝わったかどうかはわかりませんが、貴重な体験になりました。